多くのプロバイダが光ファイバーを使用したインターネット ブロードバンド時代に突入し、各社サービスを展開しています。各社の特徴やサービスをご紹介します。
ADSL―Asymmetric Digital Subscriber Line
混沌を愛する人へ。
著者は伊那のADSL実験、郵政省の委員などを歴任したソフトバンクのADSL事業の実質的立役者のひとりです。この本には歴史的価値がありますが、他のレビューでも指摘されているように、技術的細目は「理解させよう」という配慮を欠いています。少なくともS/N比とかフーリエ変換とかz変換とかが何を意味するものかを知らない人には意味のほとんどない本です。かといってそれらが判る人が手を動かして記述を検証するには全くデータが足りません。悪くいえばこけおどし。
ただ、わかることを放棄して読むと、既存の電話技術や、イーサネットなどを含む通信技術における米国の業界地図などがおぼろげに見えてきます。2000年のネットバブル崩壊以後、通信技術は停滞しています。40Gbps 以上の高速通信技術の標準化の目処は立っておらず、著者が指摘した日本の立ち遅れも(ある程度は著者自身の活動によっても)解消されています。そんな現状におけるこの本の価値は、ADSLというより、そもそも通信技術とはナンなのか、を考える材料を与えてくれる点にあります。
何をいいたいのかわからん
ADSLがまだ日本に普及していない頃、その内容を理解したくて読んだ。
が、著者が何をいいたいのかさっぱりわからん。
技術の書であればそのように、産業、政治の書であればそのように
書くべき。技術の書としてみると、読後に「ADSLとは何ぞや」に
対する答えのイメージが私の中に何も残っていない。時間を費やした
徒労感だけが残った。
以上、数年後の今でも怒りが残る。
しかし、このような本があろうとあるまいとADSLは普及する。
本の著者と私自身にご苦労さんと言いたい。
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